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自分(id:happysweet55)のことを語る

この一年くらいに、両極端な2つのデートをして思った。ぼくら男性の人生を決めるのは、女性なのだと。
一つ目は都会の超高層ビルにある街を一望できるイタリアンレストランだった。
一流の料理に、美味しいワイン。ぼくは三揃いのダークスーツを着ている。
彼女は成功してる起業家で、熱く今後の事業展開や世界進出の夢を語った。
着てる服もシックだし、教養もあり、女性的な魅力に溢れる人だった。
彼女はあなたは必ず独立して成功できるわと言って、ぼくの起業相談を買って出た。
二つ目は、赤坂の地下にあるすごく辛いことで有名な中華料理屋さんだった。
ぼくは基本デートは頑張る人だけれども、その相手とは目的を決めずに歩くのが好きで、
たわいもない話をしながら、東京駅から赤坂まで丸の内を散策しながら皇居のお堀に沿って歩いた。
辛いお店では、冗談で激辛の麻棘豆腐を頼んでみて、二人とも水でお腹が一杯になった。会計は二人で1,500円だった。
それから紀尾井町を散策して、市ヶ谷まで歩いた。
ぼくはザックリしたダークグリーンのニットに白シャツ。彼女は大きな花柄のついたニットのセーターに、ぺったんこなパンプス。
彼女はひょろっとしてて、サバサバしていて、明日ぼくらはどうなるんだろうねーみたいな会話をした。
ぼくは圧倒的に、後者の女の子のほうが好きなんだと今気づいた。
ぼくは自分の自立と人生のために一杯稼がないといけないんだけれども、
常に持ち上げないと気を悪くしたり、ずーっと会話を聞くだけの相手はすごく疲れる。
ぼくは夜景よりも、イルミネーションよりも、寒空の下にある釣り堀や銀杏並木、見上げる高いビルのほうが好きだ。
ぼくはお金をかけた服装よりも、自分に合った服装が好きだ。
仕事の話よりも、目の前にある景色や最近読んだ本の話がしたい。
彼女はベッドを持ってないので、ベッドが欲しいなと言う。
全然いいじゃん、ベッドなんてぼくも10年ぐらい使ってないよ。
そんな風に同じ地平に立って、一生足掻いても住めそうにないマンションを眺めて、
一体どんな人が住んでるんだろうね。どんなベッドがあるんだろうねと話せる女性。
なんかそれがぼくの求めてる人生であり、女性ではないかと思った。
後者のデートは一部架空だけれど、今日そんな人と出会った。