ここだけの話。
ぼくはその昔、クラッシックが好きなハイカーさんと付き合っていました。
花も好きだけれど「貰った花は捨てる」というサバサバして面白い人でした。
花の投稿が残ってるんだけれど、この人、たぶん捨てちゃってるんだよなと思います。
病気がちで病のデパートみたいだったけれど、休みなく働いていました。
ぼくだったら、絶対に抗議するレベルのブラック企業で頑張ってました。
ぼくと同じく古風なところがあるんですが、アイドルも好きでした。
知的水準は高いんだけれど、独善的な絶対的価値で人を馬鹿にしたり、
何かを批判することがない賢い人でした。ぼくがたまに発する即興の
日本語ラップは「本当にくだらない。ふ。」とよく馬鹿にされましたが。
そんな感じで、ふと昔の彼女を思い出す。ぼくの人生において、今もかけがいのない人。
おーい、見てるかい？もうすぐ、この場所はなくなってしまうんだって。
あなたは、いま、天国に住んでるんだろう。
だから、スターをつけられなくてもいいから、気がついたら、笑ってほしい。

と、昼間、霞が関の真ん中で、
大事な用事の前に、病気がちな元カノが死んで、この世にいないことに
突然、気づいて、目の前の人の群れの中で、激しい喪失感に襲われました。