4回目の和歌山へ。いつも東側ばかり行ってるので、今回は西側へ。
西側も、東側と同じく、太陽が燦々と降っていて、5月のそよ風が気持ちよい土地でした。
西側がポルトガルなら、東側はギリシャのように静かです。特に南へ行くほど。
時間があったので、入り組んだ海岸線を沿ってドライブしたのですが、
まるで地中海のような集落を見つけて、はっと息を呑みました。
ぼくのクルマはわりと車幅が広いので、ヒヤヒヤしながら、
坂道に群衆した家々を通り抜けて、太平洋に面したその町を堪能しました。
たぶん今まで見た日本の町としては素敵な町だった。
けれども、あまりに辺鄙な場所だったので、ホテルも宿もみんな廃業していました。
時が止まったようなその町の坂の上で、もしこんな場所で生まれていたらと夢想していました。
たぶん、ぼくは何も要らないくらい満たされているだろう。太陽と海さえあればと。まるでロシア人のように。
自分(id:happysweet55)のことを語る
