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古事記物語のことを語る

古事記物語 67  八岐大蛇(やまたのおろち)

「それはもう恐ろしい怪物で。目は、ホオズキのように真っ赤。一つの体に、頭と尾が八つ。体には、桧や杉の木がはえていて、こけがびっしり。長さは、八つの谷と八つの山ほど。腹には血がついており、赤くただれています」
話を聞いた命は、しばらく考えこんでいました。