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古事記物語のことを語る

古事記物語 32  伊耶那岐命と伊耶那美命

しかし、末っ子の須佐之男命は、父のいいつけを守らず、長いひげがみぞおちのあたりまで届くほどに成長しても、毎日泣きわめいていました。

「わぁーん、あーん」
須佐之男命が赤ん坊のように大声で泣きさけぶので、青々した山の草や木が枯れてしまいました。