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かぐや姫のことを語る

かぐや姫 35  くらもちの皇子と蓬莱の玉の枝

その後。
くらもちの皇子は、「これ以上の恥はない。かぐや姫と結婚できなかったばかりか、世間の人がどう思うだろうかと考えると、はずかしく思い、深い山の中へ入ってしまいました。
皇子の執事や仕えている人たちが、みんなで手分けをして探したが、皇子をみつけることはできませんでした。

皇子は、自分がしたことが恥ずかしくて、みずから姿を隠したのでしょうか。
その後、何年かたってから、ひょつこり帰ってきたのでしょうか。

この玉の枝事件をきっかけに、「たまさかに」ということばがつかわれるようになりました。