かぐや姫 33 くらもちの皇子と蓬莱の玉の枝
かぐや姫の心はすっかり晴れて、くらもちの皇子に返歌をしました。
まことかと聞きて見つれば言の葉を
かざれる玉の枝にぞありける
かぐや姫は、歌とともに、玉の枝も返しました。
一方、おじいさんは、あれほど皇子と意気投合したのに、だまされていたのかと思うときまりが悪く、しょんぼりして座っています。
皇子は、立ったり座ったりして落ち着きません。
日が暮れてから、皇子はこっそり家へ帰っていきました。

かぐや姫 33 くらもちの皇子と蓬莱の玉の枝
かぐや姫の心はすっかり晴れて、くらもちの皇子に返歌をしました。
まことかと聞きて見つれば言の葉を
かざれる玉の枝にぞありける
かぐや姫は、歌とともに、玉の枝も返しました。
一方、おじいさんは、あれほど皇子と意気投合したのに、だまされていたのかと思うときまりが悪く、しょんぼりして座っています。
皇子は、立ったり座ったりして落ち着きません。
日が暮れてから、皇子はこっそり家へ帰っていきました。