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かぐや姫のことを語る

かぐや姫 3

「おじいさん。この子を、二人で育ててあげましょうよ」
「そうだね。そうしょう」
女の子は、おじいさんの家で暮らすことになりました。
あまりに小さいので、籠の中に入れて大切に育てました。

一ヶ月後。
おじいさんが竹をとりに行くと、「ぴかっ、ぴかっ」と光っている竹がありました。
「竹の中に、また女の子がいるのかな」
竹を切ってみると、今度は竹の中に黄金が。
数えてみると、十枚も黄金が入っていました。