【ふと思った】
自分自身が、今落ちている、と思う時は、《本来の自分》 というものから、自分自身の どういう部分が どのくらいマイナスになっているものなのだろうか、と ふと思った。 何かしらのきっかけがあって落ちこんだりするわけだが、落ちている状態の時に何かあると、ふだんなら それほどではないことでまでダメージを受けたりという、負の相乗効果もある。そういう場合の自分は、《本来の自分》 という状態から、いったいどのくらいマイナス方面にかけ離れているものなのか、と。
ただ、これには、「では 《本来の自分》 とは どんなものか」 という話が当然出てくる。 私の場合、そもそもが暗い性格であるけれども、では、自分が思っている その 〈そもそもの暗さ〉 というのは、自分の人生の どの時点で形成に至った暗さを、自分の中で 〈そもそものもの〉 だと思うようになったのか、と。
落ちている時に限らず、何か、それまでの毎日とは違うことが起こって、そのことに熱中したり、とらわれたり、考え方に変化があったりした場合、やはり それは、《本来の自分》 とは どのくらい かけ離れていっている状態なのか、と思う。 起こった出来事によって、かけ離れ方も変わってくる。
あるいは、変化した状態そのものが恒常的な状態となれば、その 〈変化し切った状態〉 こそが、《本来の自分》 に 取って代わるのか。
何かしらの変化を経て、それが恒常的状態となった時には、それはもう 〈本来〉 から かけ離れてしまって二度と戻らない、完全に変わり切った状態だということなのか。しかし、完全に別の人間が出来上がったわけでもない。 それは あくまでも 〈変化後〉 であり、〈本来〉 ではない、と確かに言えるが、しかし変化し切ったあと、二度と、自分の思う 〈本来〉 に戻らないのならば、〈変化後〉 の状態を これが現時点での基本状態である、と みなしたり、うまく言えないが 《〈本来〉と設定する その位置が移行しただけ》 という捉え方も出来るのではないか。
つまるところ、どこを、なにを 《本来の自分》 として考えるのか。
とりとめもない話なので、このへんで。