本郷新坂↑
釧路から出てきた石川啄木が金田一京助の援助を受けて小説を書いてたのがこの坂の上のほうにある下宿屋さんです。で、石川啄木っていうと短歌のほうになっちまうのですが、東京時代の石川啄木は小説の評価が芳しくなかったのはご存じのとおりです。啄木がいた下宿屋さんの前には【東海の小島の磯の白砂に我泣きぬれて蟹とたわむる】の歌碑があるんすが、その歌がここで詠まれたものだとするならば、それはそれですごい想像力なんすけど、たぶん泣きぬれてたのは啄木なのかもしれません。
こちらはブラタモリのなかにも出てきた菊坂。
はたから見ると、普通の商店街にしか見えませんが、樋口一葉が通った質屋なんてのがあったりします。
坂道部のことを語る