亀レスですが。
いま消費税は5%で12兆8000億です。うち1%分は地方消費税といいましてもともと地方自治体へそのまま渡します。さらに消費税全体の29,5%を地方交付税という名目で地方自治体に渡してます。地方にゆくのが全体の43,6%(5,兆6000億)で、で残りが国の福祉予算のうちの7兆2000億分に充ててます。地方に渡すお金は別として国の予算としては自民党の時代から消費税の福祉目的化っていうのが継続されてます。なんで消費税かというと、景気が悪くても世の中に消費がある限り、必ず一定の税収があるからです。福祉の必要がある限り、財源としては不動のものを確保しておきたいのです。民主党や仙谷さんがなにを考えてはるかわかりませんが、財務省はそのスタンスを崩さないと思います。
で、財務省のHPをみると23年の福祉予算のうち基礎年金が10兆1000億、老人医療が4兆8000億、介護に2兆2000億使ってて、消費税でまかなうには10兆ほど足らないのです。15%に上げてどれだけ消費が冷え込むか未知数で、それだけあげて期待した税収が得られるかわかりませんが、御存じのとおりいまでも税収が不足してますから、もし消費税を上げるとしたら地方に渡す以外は福祉予算へ組み込みたいのではないかなあ、と。
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