冬、独楽売りっていう、おそらく大和屋さんに伝わる舞踊を息子の巳之助丈が浅草歌舞伎でやってて、おそらく稽古をつけてたはずだから、ぎりぎりまで元気であったのではないか、と思いたい。
つか、三津五郎丈がもう舞台でみることができない、ってのが團十郎丈や勘三郎丈のときと同じように、いまいち実感がない。
歌舞伎座のいちばん上の階の、花道の見えにくい、いちばん安い一幕見席で楽しませてもらった名優が、この世からいなくなってくのがさびしいなあ。もしかして、年を重ねるってこういうことなんだろうか。
歌舞伎のことを語る