御殿場の蒸留所の見学へ行ってきました。正確に書くと富士山麓蒸留所といいます。
すごくおおざっぱにいって
ウイスキーは左の大麦を原料とする英国のウイスキー(これをモルトウイスキーという)、右のトウモロコシなどを原料とする米国のウイスキー(グレーンウイスキー)があるんすが、説明を伺ってる限りどちらかというとキリンはグレーンウイスキーにこだわりがあるようで。
モルトウイスキーは右のポッドスチル(単式蒸留器)で2回蒸留しますが(ちょっとずつ度数を上げる)、
写真は連続式蒸留器の一部分なんすがグレーンウイスキーは連続式蒸留器で蒸留し、いっぺんに90度まで度数を上げることが出来ます。効率はだんぜん連続式蒸留器のほうが良いものの味はクリアで原料の風味はさして残りません。一般的にグレーンウイスキーはモルトウイスキーの引き立て役という役回りがないわけではないのですが、複数の基本設計の異なる連続式蒸留器があり、工場立ち上げのいちばん最初に(バーボンのある)米国からも技術を導入してて重厚なグレーンウイスキーもできるのだそうで。ただ残念ながらグレーンウイスキーのみの販売はなく、モルトウイスキーとブレンドされて出荷されます。
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