あなたは電気羊が何を食べるか知っているだろうか。山羊が紙を食べるのは有名だし、マザー牧場へ行けばヒツジは牧草を食べている。じゃあ、電気羊は?知らんがな。
でもってなにごとも知らんがなで済めばいいのだけど、目の前にいて見つめられると知らんがなってわけにもいかない。もっとも外は雨が強く降ってきた。もしかしてゲリラ豪雨かもしれない。そんななかエサを買いに行くのもしんどいな、と思っていた。
そこに閃光と地響きのような雷鳴一発。すると電気羊が嬉しそうにめええ、めええ、と啼きはじめた。なに?雷が好きなの?え?違う?電気だから?ええ?もしかして電気羊の空腹を満たすためには雷にあてなくちゃいけないの?めんどくさいよお、厄介な奴らだなあ、ほんとにもう。ああ浅草の常盤堂の雷おこしあるはずだから、それじゃだめ?
…とそこで目が覚めた。電気羊飼ってなかった
うちの電気羊が…のことを語る