博多華丸大吉師匠の漫才にスピーチとスカートとは短いほうがいい、と申しますが、ってツカミがあるんすが、文章ってのも短いほうがいいことってあるはずなんすけど、でもそれができるのは、読む方と書く方に同質性がある場合であって、同質性があるから説明を省くことができるし、文章は短くできるわけです。手袋の左ばかりになりにける、なんてのはまさにそれで、手袋を落とす経験を持った人はピンとくる、って子規の俳句の話をしたいんじゃなくて。
おれどちらかというとあんまり本を読んでいないし、おのれの専攻した分野はわかるけどそれ以外はちっともわからない哀れなヤツです。でもハイクの場合、非常にありがたかったのは、歴史や本の紹介、セクシュアルマイノリティのことであるとか、うさぎやネズミ、猫、鳥、植物とか狛犬など多岐に渡るのですが、知識がない・同質性がないやつを考慮にいれて文章を書いてくださった方が比較的多かった印象があって、ゆらゆらとおれは生き延びてこれました。正確に書けばおれに対して、というのではなくて、ある程度のはてなハイカーが不思議と「わりと誰にでもわかるように」文章を書いていて、その余慶に預かっていたと思っています。
この、稀有なコミュニティができればそのまままるっとどこかに移れればいいのですが、それは横に置いておくとして、いまのうちに書いておかないと忘れちまいそうな気がするので書いておくのですが、長文を厭わず、同質性がある人だけがわかるように書くことができたにもかかわらずそれをしなかったはてなハイカーの皆様にほんと敬意を表します　d(ﾟ∀ﾟd)<bravo!!!!