夜、同居人が帰宅時についでに外から閉めてる雨戸があって、その音を最初の合図にして、舎弟ちゃん(仮)は玄関まで出迎えに行く。寝ててもご飯を食べてても、やめて聞き耳をたてる。わたしの顔が見えるところにいるときは、こちらを向いて、確認するような顔をする。
「うんそうだよそうだよ舎弟ちゃん(仮)、ほら急げ急げ」
彼女はダッシュで玄関に向かう。
ほとんど毎日そんな感じなのだけど、昨日は、出してたカリカリをなかなか食べないでいたのをやっと食べ始めたところで、雨戸の音がした。
向こうを向いてお皿に頭を突っ込んでたのが、くっと頭を上げ、ふっとこちらを振り返ったのだが、音に集中した真剣な目つき顔つきの口元、カリカリ一粒くわえたままだった(笑) 初め、舌出しっぱなしなのかと思って二度見したけどまちがいなくて、笑いだしそうになったら、いつものようにダッシュ。その勢いで口からカリカリ転がり落ちた。
あの真剣な顔はおかしかった。写真撮りたかった。
自分(id:dadako)のことを語る