サド侯爵夫人@世田谷パブリックシアター
・蒼井優ちゃんの顔が小さい!台詞の言い回しがすごく抑揚あって確かなもので可愛いだけじゃ勿論なかった。
・麻実れいさんと白石加代子さんが別格でぞくぞくした。
特に麻実さん演ずるサンフォン夫人は作品読みながらイメージしていた夫人そのものだった。
白石さんはなぜかコミカルな部分もあってあの作品で笑いを起こすのは意外でびっくりした。
・役者ひとりひとりの三島の文章との戦いを感じた。あの世界を表現するのは大変だろうなあ…。
前舞台で観た朱雀家の滅亡は作品を後から読んだのだけど、今回のサド侯爵夫人は先に作品を読んでいたのでなんか不思議な感覚。
3時間半の長丁場で、三島文学の舞台化は役者さん泣かせだし観客泣かせだなと総括します。
豊穣の海舞台化なんて次はいかがでしょうかね。