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今日読んだ本のことを語る

「萩原朔太郎と室生犀星 出会い百年」(前橋学ブックレット)
去年の秋に富山に行った帰りに金沢で買ってた小冊子をようやく読む。

犀星の詩に感銘を受けて熱烈な恋文の様なファンレターのようなものを送った朔太郎と犀星は三日をおかない文通を続ける。前橋駅で初めて会った二人は互いに「イメージと違う」「カッコつけてる」みたいに第一印象は良くなかった/期待ハズレであったようだ。犀星は(気を使う性分らしいのに)無一文の状態で、一ヶ月近く前橋に逗留するがそれは萩原家が用立てて、まさかそんなに長逗留になるとは(多分)思ってなかったので(多分)萩原家としてもそろそろ帰らないかと思ったと思われる。それはそれとして、一生の友人となる。
後半は孫同士を迎えた対談。「文豪の娘は離婚する」「犀星は足フェチ」。