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夏炉冬扇のことを語る

島根県出雲市の小学生が修学旅行先で溺死したという発表、地元マスコミは何故か報道しない。
「一歩間違えたら似たような事態となっていたかもしれない、てんかん患者」の話を、私は何度か聞いたことがある。
だから、私は詳細が気になってしまう。(「小学生がてんかんを持っていた」と決めつけるわけではないが)

溺死した小学生の体の状態、ネットニュース発表の時刻によって微妙にトーンが変わっている。これも気になる。
・「てんかん等の疾患を否定したい」という思いが強い
・「ただの貧血、ただののぼせ。これくらいの年齢の子供にはありそうなこと。」と、影響力の大きい人から発言があった
・意識もうろう状態等について、本人にはわからない状態(てんかん発作の場合、本人はわかっていないことがよくある)
この3つが重なって、受診なんて大袈裟と親や教師が思い込んでしまう→隠れていたてんかんが見逃されてしまう→悪化した状態で発覚
というルートを辿ったてんかん患者の話、実はよく聞く。

てんかんの場合、最初に起こった発作だけでは「てんかん」という診断名は、通常の場合つかない。経過観察はなされるが。だから、2度目の発作らしきものが見られたら要注意。
患者の感覚としては、これは「常識」である。
しかし、患者本人以外の人にとっては、「最初の受診で診断名がつかなかったのだから」と誤解される危険性もあるのかな? と思った。

誰かを責めようという意図は私にはない。しかし、「隠れていた病気が見逃されてしまう」事態を防ぐことを考える必要があると思う。