これも英会話ですか?
↓
「自動車絶望工場」から35年のこの現実
関東自動車工業株式会社の最大株主は、トヨタ自動車株式会社。その出資比率は50%を超えています。因(ちな)みに大株主第2位に名前を連ねる信託銀行の出資比率は4%以下に留(とど)まります。
「私たちは、トヨタグループの中核を担う開発・生産拠点として、乗用車を中心としたトヨタ車の開発・生産準備・生産を行っています。」とホームページの最上段で謳(うた)う件(くだん)の会社で、秋葉原無差別殺人事件の容疑者は勤務していました。
奇しくも犯人と同じ青森県出身の鎌田慧氏が、「ある季節工の手記」なる副題を冠し、トヨタ自動車本社工場での半年間の勤務経験を踏まえて1973年に上梓したルポルタージュ作品「自動車絶望工場」から、35年が経過しています。
一昨年来、キヤノン株式会社の「偽装派遣」が耳目を集める中、「製造業の構内業務請負を行う」と会社沿革に記す1981年設立の日研総業株式会社の派遣社員として東富士工場の塗装工程に配属されていた彼にとっても、ある種の「絶望工場」だったのでしょうか?
が、だからといって、「職場への嫌悪感が事件の背景に」(「朝日新聞」)と早くも30歳前後で年収1千万円台に到達する新聞社・TV局の正社員の皆々様が、安全地帯に自らの身を置いた儘(まま)、“書き割り”的な解説を行った所で何らの解決にも至らず、況(ま)して、殺人が免罪される筈(はず)もありません。
「国民に深く謝罪する。しかし米国産牛肉は安全だ」と5月22日の対国民談話で大言壮語な失言をした大統領に対し、海の向こうの大韓民国では連日、全土で数十万人もの人々が、李明博政権に抗議する“ろうそく集会”に参加しています。
大学生や子供連れ家族に留まらず、ろうそくを片手に白い仮面を被って静かに抗議する集会には、驚く勿(なか)れ、小中高校生も多数参加し、彼らや彼女らは反・李明博サイトに「嘘吐(つ)き政府」と書き込んでいるのです。
「教師に集会を監視させ、主導する学生を調査させ、参加した学生に退学をちらつかせ脅す」「政府の対応は副作用を引き起こし」、「『大統領は嫌なヤツ』というムードが高まった」とジャーナリストのコ・ジョエル氏は記しています。
翻って不感症なニッポンでは、三百代言宰相・小泉純一郎こそ諸悪の根源とPL法適用を求めるどころか逆に、未だ善男善女が嬌声を上げ、若者も「殺人予告」に対する傍観者的コメントを書き込むのみです。
英会話のことを語る