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今日観た舞台のことを語る

「藪原検校」野村萬斎、小日向文世、浅野和之

若干ネタバレしてます。あらすじに書いてある程度です。

・萬斎さんの演技にはびっくりしましたが、もしかしたら藪原検校を「心底悪人」っていうんじゃなくて善悪を超えて「エネルギッシュな」「型破りな」人間としたかったのではないかなぁって思いました。
・ラストもびっくり…して、ぞっとしました。何故ああいう形にしたのかは、一人の人間の死ではなく、人の業や欲でふくれあがった異形の生け贄っていうことなのかなぁと。
・他の俳優さんもよかったです。萬斎さんがよいかどうかは、何故ああいう演技にしたかっていうところの受け止め方かと思います。
・萬斎さんの「早物語」と、小日向さんと浅野さんの古今東西みたいなの(なんていうのかわからない)、あれはすごい見せ場だったと思うのに、「すごーい!」って思っているうちに終わってしまって残念でした。あのシーンは2回目以降の方が楽しめると思います。
・一幕二幕、それぞれ1時間超ありますが、あっという間です。上に書いた見せ場はあっという間過ぎて勿体ないです。