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NHKスペシャルのことを語る

「老衰死〜穏やかな最期を迎えるには」
・これまで「脳死/臨死」で取り上げられて来た「死の瞬間、何が起きているのか?」を、ゆるやかな時間の経過とともに最期の時を迎える老衰死の、比較的長い時間の中でも探る試み
・取材に応じたご家族はいろいろ考えられたのだろうなぁ…
・生きるための手だてを講じることを、無駄な延命の一言で断罪するのは受け入れ難いけれど(この番組では断罪はしていないよ)、亡くなっていこうとする身体に対して、何ができて、何ができないか(どういう仕組みでできないのか)が明らかになるのは、残される人々にとって大切なことだと思う
・亡くなる方にとっての老衰死は、ご本人が亡くなってしまう以上、その意味、価値、快不快はわからない。なので、どうしても、看取る人への番組作り(如何に、死の質というアプローチをしてみても)になってしまうのは仕方がない。けれどなぁ、主体がご本人ではなくて、老衰死をさせてあげる側なのがなぁ。なんだかなぁ。