牛を豆を交換してしまい母親に叱られたジャックは、空っぽになった牛小屋で一人、豆を食べました
すると、とっても気分がよくなり、母親に叱られたことなんか気にならなくなりました
翌朝すっかり寝過ごして、また母親に叱られたジャックは、薪を拾いに行くふりをして、また豆を食べました
すると、少し気分がよくなり、母親に叱られたことも、あまり気にならなくなりました
次の日も、その次の日も、ジャックは失敗をして叱られるたびに豆を食べ、豆を食べては失敗をしました
そうするうちに、豆はすっかりなくなって、途方に暮れたジャックは何も持たずに市場のあの男を訪ねました
ジャックは男に言われるままに、家も土地も使い古した農機具も家具も何もかもを男に渡すと約束して、また豆をもらいました
しかし、前よりもうんと少なかったのでした
打ち切り童話のことを語る