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NHKスペシャルのことを語る

メルトダウンFile.6
原子炉冷却 12日間の深層
~見過ごされた“危機”~

再放送があったら、絶対に観てほしい

一号機の冷却が出来ていないことに気づく機会がありながら、12日間それを実現できなかった原因(政府が報告をだしていない)を解析
・無電源で冷却可能な装置イソコン。40年間一度もイソコンを試験運転していなかった。配管に不具合が起きた場合、放射線漏れが起きる恐れがあるという理由で。だから、誰もイソコンを使うとどういうことが起きるのか知らなかった。
など…

12日間の全テレビ会話発語を解析して、どうして見過ごされたか、どうして対応ができなかったかなどを追っているのだけれど、現地対策本部のあまりにも過酷な状況に言葉がありません
こういう場合、解析している専門家が妙に白々しく見えたりするのだけれど、現実が重過ぎて専門家も我が身を切られるような思いでいるように見えました
柏崎刈羽原発からの助言も、助言っていうか相当強い指摘も、現地には届かず
あと、吉田所長も忙殺のグラフには当時の政府への応対は含まれていなかった
あの時の政府が悪かったっていうのは、後づけ(責任転嫁)なんじゃないの?って改めて思ったり

とにかく、再放送を観てください
どれほど原発政策、運営が危機管理を蔑ろにしてきたか、よくわかる
それと、そもそも危機管理が可能なものではないということも
これを観て、誰ならあの場で正しい行動と判断ができると思うだろう?