インターネット利用しはじめて一番わかったのは、同じものを好きだったりいいと思うからって、その人と気が合うとは限らない、ということだったな。そんなんもっと前から知っとけって感じかもだけど。
その、マニアの人やオタクの人がランドマークみたいにしてるものを、そういう周辺知識なくたまたま知ってて「好きだ」と言ったばかりに、見込まれてしまって、そのプレッシャーでものすごい混乱した。やるべきでないようなことをけっこうやった。相手には悪気はなかったんだろうけど、「当然ご存知でしょう」て圧がすごかった。
リアル(笑)の場では、わたしが出不精なこともあって、ほとんどそういう感じの人には会わない・会わなかったんだけど、ネットだとうっかり紛れ込んでしまう・見つけられてしまうことが多かった気がする。
好きなものの話は楽しいし、なかなかその話をできる相手が狭いリアルな行動範囲では見つからなかったりもするので、同じものを好きだからって気が合うとは限らない、という当たり前のことを飲み込むのにすごく苦労したし、つらかった。
でも名作とかいいものとかカルトとかいうやつは、いろんな視点のいろんな人をひきつける力があるからそう呼ばれてるんであって、言い方悪いけど有象無象が「好きだ」って言うの当たり前なんよね。
嫌いなものが同じ相手のほうが、衝突は少なくなる。安心感も増す。
でも、世界は狭くなる、かな……
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