id:sognante
フェミニズムのことを語る

https://wan.or.jp/article/show/8334
メッセージの内容が素晴らしいだけではない。
この祝辞は有効な面接試験の課題にもなる。今年入学した女子学生は、同じく今年入学した男子学生と話すとき、祝辞の感想を聞いてみればよい。それも先に、あたかも自分は否定的な印象を抱いたかのように振舞っておいたうえで。相手がそれに留保なく同調したら言うまでもなくアウト。相手が「きみは分かっていない、フェミニズムの重要さを」と言って肯定的な意見を説き始めたらパターナリズムについて本当は何も分かっていないのでアウト。相手が「自分は肯定的な印象を抱いたんだけど、きみはどうして否定的な印象を抱いたの?」と尋ねてきたときは、相手ともう少し話をする価値があるかもしれない。
ほかの使い方も考えられる。いろんな意味で女子学生を守る力を持つ祝辞。こういう言葉を武器の代わりに配ることが、知識人の本来の役割ではなかったか。