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広報のことを語る

地元市議会選挙はおそらく落ちたのは新人ばかりで、良くも悪くも無投票と変わらんような保守的な結果だった。
まぁ新人候補達は体制も整わないまま選挙戦に臨んだのか、選挙カーの物量作戦にするしかない一週間の選挙戦のなか、ほとんど選挙カーすら見なかったし、投票の前々日に配られた広報にもひどいものだと名前とイラストと年齢の他に政策も経歴もないといった有様のものまであった。
そんな感じなので、まぁ当選者の顔ぶれには驚きはしなかったのだけど、驚いたのは落選者の中で最も票を集めていたのは、その殆ど情報の無い新人候補者だったと言うこと。
勿論、特別知人、友人、親戚が地元に多い人物だったと言う可能性はありえるのだけれど、恐らくはそんなことじゃなくて唯一の年齢と言う情報のみで投票した人がいたのではないか…と、言うのも彼が全候補者の中で群を抜いて若かったからそう思ったと言うことだ。
ただ、何如に若くとも、広報の中では悪目立ちと言ったほうが良く、むしろ反感を買っていたのではないかと思っていたので彼の健闘は意外で、そしてもしかするともともと応援したい候補者がいるわけでもなく、広報などを殆ど見ないで、しかもわざわざ投票所に足を運ぶような律儀さと軽薄さを兼ね備えた行動の結果の蓄積が可視化されたようで、気味の悪いものを感じた。