4回転半ジャンプといえば羽生結弦選手の目標として知られますが、飛び込み競技では「前宙返り抱え込み4回半」という大技を中学一年生の玉井陸斗選手が成功させ、史上最年少で全日本選手権で優勝しました。
というわけで引っ張り出してきたのがこちらの本。
時はシドニーオリンピックの前年。ダイビングクラブの存続をかけてオリンピックに出場するため、無名の中学生ダイバーが前人未到の4回半を目指す物語。(ものすごく乱暴にまとめるとね)
マイナー競技、採点競技に挑む少年たちの心が生き生きと描かれていて、スケートファンとしては泣いちゃう。
読むと止まらなくなって、手放せない一冊です。