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田坂広志のことを語る

シェアオフィスへ行く途中で「今日は一日思いっきり休もう」と思い、一眼レフを持って野山を散歩して、アートギャラリーを覗いて親しい人と談笑し、好きな動画編集をして、昼寝をするも、全く心が晴れなかった。
「不安で一杯で、このままでは死んでしまう」みたいな恐怖に囚われていた。でも、そんな時に、読み残していた田坂広志さんの本や講演に救われる。この方は、若い時に東大で博士号を取り、放射性物質の最終処理に携わっていて被曝しており、それがもとで不治の病に罹っている。その絶望の日々に出会った言葉が、この半年間、自分がずっと感じたり、考えてたり、唱えている言葉に近くてずしーんと来る。
「過去はない。未来もない。あるのは永遠に続く今だけだ。今を生きろ。今を生き切れ(著書には「生きている。それだけで有難い」と切実に死を感じたことがある人だけにしか分からない言葉もある)」。
ぼくがこの一日の休みで必要としていたのは、この想いであり、この感覚を取り戻すことだった。明日から、また今ここに集中しよう。「未来も、過去もない。今ここを全力で生きることで、道は必ず開ける」。おやすみなさい?