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妄想のことを語る

毎朝5時起きで家の周りに植えた松や桜の苗木に水やり……正直、しんどいな、今日はサボりたいなと思うときもある。
こういう時、妄想で乗り切る。 想像してみよう、黒々とした松や美しい春の桜の木を……そこに集まる可愛い小鳥たちを……
風が木立を涼し気に吹き抜ける音に囲まれ、ちょっとした公園のように豊かに育った木々たち。
「わぁ、あそこ木がいっぱい。 公園かな? 」「いや、あれは人のお家だよ」 なんて国道を通り抜ける車が噂する。
以前はそんな家だったのだ、家は。 ひいじいちゃんが山から移植した木のように5~6mとかいかなくていい。
昔のように、そこそこ涼しい日陰があって、そこに喜んで鳥たちが羽を休めにくるような……そんな家にしたい。