先日大阪駅について、「いたるところに行き止まり・通路の枝分かれ・段差があってわかりにくい」というようなことを書いたが、昨夜たまたま『重ね地図で愉しむ大阪「高低差」の秘密』という本を読んでいたら、こんな一節があった。
さて、現在の大阪駅を歩いていると、中央コンコースやホームの連絡通路などに、とても段差が多いことに気づくだろう。数段だけ上ったと思ったらすぐ下る、というようなところもある。
そうか!私だけの印象じゃなかったんだ。
この本によると、それも梅田の地質が関係しているらしい。もともと「梅田」=「埋め田」であり、湿地を埋め立てて作った田であったところに駅ができたわけで、それが近代以降にできた工場群が大量の地下水をくみ上げたことで地盤沈下が起こったせいだと。
たしかに大阪は地盤沈下が多く、大阪駅周辺だけではなく、土佐堀川沿いのところなど建物の1階が道より低いところがたくさんある。