こうもり夫と犬の関係について。犬はこうもり夫が大好き。
だから、犬としては遊びたい。しかし、犬の遊びというのは、噛んだり、噛み付いたり、噛みしめたり、噛んだまま引っ張ったり、と大変粗暴なもので、こうもり夫としましては、当然痛いわけです。
これはまだ、こうもり夫がこの後の運命を知らなかった頃。この直後、耳をちぎられたので、手術となりました。
手術後、こうもり夫はカゴに入れられ、ひっそりと暮らしていたのです。犬が届く場所ではあったけれど、ちょっと工夫しないと取れない(無理やり取ろうとすると大惨事が起きる)し、犬は、割と、家の中でやっちゃいけないことをわかっているので、この、こうもり夫は、とっちゃいけないということはわかっていたのです。
その証拠に、時々、こうもり夫を見つめながら、人間と交互に見たりするのです。それは、おやつをもらう時の仕草で「何をしたらくれるのかな?とりあえず、いい子に待て、だな…」で、待ってる時の仕草です。
取れる位置にはあるけれど、取ってはいけないものだから、無理やり取ろうとはしない。犬は賢いのです。
先日、朝方。なんだか足元でぶちぶち音が聞こえるなあ、と思って、寝ていた体を起こしたら、犬が足元でこうもり夫を加えていました。人間と目があったら、そのままゆっくりと後ろを向き、こうもり夫を隠そうとしていました。