「無実はさいなむ」
原作とさまざま違うのだけど、この関係性の「真相」と「真犯人」パートだけは、原作よりも納得できるよいできだった。それならジャックが獄中でそのまま死んだ理由がわかる。
でも他の部分は好きじゃない。好きじゃない話をして申し訳ないけど。特に、アーサー関連の改編部分。わたしあの病院関連の描写はほんとうにいるか疑問。
それとラストも。
ただ、ほんとにこの「真相」はいいと思う。
たぶん原作を読んでなければ、すごくよくできた作品として成立してる。でもわたしみたいに、原作が好きだった人間にはちょっと難しい……
わたしこの脚本家さんでなら『春にして君を離れ』を見てみたいと思った。この「真相」で、あれ読んだ時の自分の感想を思い出したから。
クリスティーのことを語る