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クリスティーのことを語る

サラ・フェルプス脚本の『ABC殺人事件』、最後まで見たらすごくよかったのだけど、最後までたどり着くのにすごく気力がいった。ポワロの「正体」も納得できたし、ラスト近くの新聞見出しに対するコメントが、繰り返す「今」に対する明確な批評になってるところもよかった。
若い女性たちの、それぞれの最後とかもよかった。

それにしても、今回の三作は、イヤミス化三部作だったなー
もともとこの三作にはそういう要素もあったんだけど、そこに力点置いてさらに現在にも通じてしまいそうな「戦後かつ戦前」(そうならないことを祈る)の時間空間を強く強く推し進めたらこうなっちゃうんだなあ……