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新日本プロレス/G1のことを語る

オスプレイVS棚橋の消化試合が楽しみである

オスプレイはみんなが見ておいたほうがいい。なんならプロレスは見なくてもオスプレイは見たほうがいい。好き嫌いは関係なく。それを見て何を思うか、思わないかは関係なく。あれは特異な現象ですから。目撃したらいいじゃないですか。

「オスプレイ! 君はなんちゅう子なんや!」

シリーズ開始早々に首を負傷したこともあってか、オスプレイはずっと何かを耐え忍んでいるようなところがある。なにがあろうと自分はこれをやり遂げるのだと心に決めて取り組んでいることがよくあらわれている。
わたしはジュニアが好きで、その理由のひとつにジュニアならではの「切実さ」「ひたむきさ」に惹かれているというところがある。それをG1でオスプレイはまさに表現している。あるいはジュニアの時以上に。それが自分にとっては意外だった。
オスプレイの試合を見てると眠くなることがある。いやいや、退屈なわけないっしょ。そうじゃなくて、脳の処理が追っつかなくなるんだと思う。数学が苦手な人の中には数字を見ると眠くなるって人がいるじゃないですカー、あんな感じじゃないっすかね。要素が多すぎるんだよ。何が起こってるかわかんないんだよ。わかんねえんだがとにかくすげえんだ。そこは異論がある人はいないだろ。
それだけじゃねえ段階にオスプレイが足を踏み入れてきたということを言いたいのだ。動きがすげえだけで充分だったところに、なんやろう、今でいうところの「エモい」っちゅうやつなんかな、いやエモいてなんなん、わからんけどYO。ただただ歓喜と快楽を身体いっぱいに表現してた人がなんかワビサビみたいなもんを身につけはじめましたよ? っちゅう。
日本に住んでここで腰を据えてプロレスやりますって宣言があって。その決定にいたるまで彼の内外にどんな動きがあったのかわからないけど、大きな決断だったことは間違いないだろう。それが変化となってあらわれているのかどうなのか。
ほいでコメントがどんどん深みを増してるの。よくもわるくもばかっぽい感じ(それはそれで味わいがあった)だったのに。どうしたん急に学級委員みたいになって、と思てたんだけど。

スーパーJr.の決勝戦後のマイクでやわっと棚橋ディスるみたいなこと言うてたやん、あれ?なんでここでわざわざこんなこと言うんやろ?と違和感あったんだけど先日の前哨戦後のコメントでそこにつながるのか、と理解できたところがあった。

棚橋「そして次、オスプレイ。オスプレイが最近発売したTシャツの背中に、『Attack For The Next Generation』って書いてあるんですけど、これは俺がU30よりも前の頃に出したロゴなんですよ。そういうところからもね、外国人選手からもすごくリスペクトは感じるんだけど、オスプレイは飯伏ともやってるし、オカダともやってる。そして、いよいよ棚橋。いやぁ……棚橋の恐ろしさを、深~い底なし沼を、見せてやります」
オスプレイ「次の『G1 CLIMAX』公式戦はタナハシが相手だ。残念ながら優勝争いではないけれども、ドリームマッチであることには変わりない。Tシャツのデザインについてよく聞かれるんだけど、背中に入れた『Attack For The Next Generation』というのは20年ぐらい前にタナハシさんが着ていたTシャツをモチーフにしたものなんだ。ということは、それをモチーフにして俺がNext Generationであることを示しているんだ。20年ぐらい前にタナハシがやったことだ。
新日本プロレスが崩壊の危機に瀕した時に、それを救ったのはたった一人の男だった。それこそがタナハシだ。この新日本プロレスを再び上に押し上げたのは、間違いなくタナハシさんなんだ。今度は俺がNext Generation、次の新世代として立ちはだかる時なんだ。時は今だ。彼をリスペクトしているし、愛してもいる。次はNext Generationとして俺が立ちはだかるので、タナハシにはそれを受け止めてほしい。俺にとって、次の試合はドリームマッチなんだ。みんな、ありがとう」(出典:https://www.njpw.co.jp/card_result/203996

いやあ「オスプレイ! 君はなんちゅう子なんや!」と思たね。おばちゃんむねいっぱい