id:happysweet55
おやすみのことを語る

『あすなろ白書』一部・二部を完読。読む前は「柴門ふみの描く寝起きの女性は、生身の女性くらい時々色っぽい」くらいしか覚えてなかったのですが、やはり彼女の最高傑作でした。予備校時代から始まって、大学、就職、訳ありの恋愛、挫折、結婚に至るまで、時によって風化しない普遍的なものが描かれていました。それは「生きて、生きて、生きて、生き抜くんだ」という前半の最後の台詞にあるように「精一杯生きること」でした。忘れていた、すごく強い情熱や愛について思い出させる作品でした。ぼくは、まだ若い。生きて生きて生きて、生き抜くんだと久しぶりに力を貰いました。寝たら、また人生のネジを巻いて頑張ります。おやすみ⭐