おはようございます。
5:30 に起きてまじめに生きて参りましたが、まだパジャマです。なぜなら、朝日新聞が分厚い日(書評とパズルと人生相談が載っている。今週は DV の相談を読んで、ほんとに DV する人ってみんな同じ言動をとるなあ、これはやっぱり回答者の言う通り「けんか」ではなく「アディクション」だから、まず被害者と加害者を切り離すのが大事なのだなあ、そしてそういう知識を社会で共有していることが大事なのだなあと考え込んだり、『彼岸の図書館』っておもしろそうだなあとメモしたり、パズルをむきになって三種類全部解いたり)で読むのに時間がかかったからです。パズルと書評は別の日にしてほしい……。
さて、今週新聞で印象に残ったのは、昨日の東京新聞。一面で、安倍首相が気候サミット演説を申し込んで断られていたことが取り上げられていました。そのとき、首相は「美しい演説ではなく具体的な計画」をと求められたそうです。それとおそらく関連することとして、同日の「本音のコラム」に首相の答弁に無意味な「まさに、ですね」「いわば」「その中においてですね」「そういう」「まあ」「しっかりと」「これだけははっきりと申し上げておきたいと思います」といった、感動詞、副詞を中心とした挿入句が多くて、情報として(そこまではっきりとは書いていないのですが)伝えるものがない上に虚言が多いという問題が指摘されていました。私は読むことを仕事としているので、この数年の首相の言動により、「丁寧に説明」「安心安全」「活躍」「アンダーコントロール」といった言葉がすっかり空虚なものになってしまい、自分でもそういった言葉に耳を傾けない癖がつきつつあるなと感じいて、毎日不快です。
そこでここからはまあ、与太話なのですが、政治家のスピーチには極力、感動詞、副詞、形容詞、形容動詞等を使わない慣例ができあがってくれると話も早くて助かるのになあと思います。副詞はまったく使わないというわけにはいかないので所詮程度問題なのですが。形容詞・形容動詞は基本的に使わないでほしい。あと記録は残そう。
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