死にゆく人たちを優しく描いていて、すてきでした。 ほんとうのことを言ったら自分は受け容れてもらえないだろうと思いながら生きてきたダニーと、自分をまげずに済む方法を探っているアブラの友情というか、教えたり教えられたり、助けたり助けられたりといったことの周辺にあることがきちきちっとしていつつ穏やかですてきでした。 死や霊の周辺にありながら、意外な銃撃戦や肉弾戦などもあり、びっくりすることもありましたが、終盤は穏やかに緊張が解放されていきました。