「倒産した社長がうな垂れ、奥さんが哭き叫び、子供たちが不安そうなまなざしで、あなたを眺めている。そんな時に、あなたは何ひとつ表情を変えず、経営者に大丈夫ですよ、何とかなりますよと言える“心”を持たなければいけない」ということを昨日マスターから言われた。ぼくの人生にもこれに似た修羅場が幾つかあり、この職業を目指す大きなきっかけの一つとなっている。
ぼくは困っている人を助けたい。おこがましいけれど、そうならないように全力を尽くしたい人だ。
高校生までぼくは医師になりたかった。小さい頃から病弱で、常に診療所へ行くと大丈夫だと無言で言ってくれる無頼な小児科医の先生(女性)に憧れていた。でも、はた目から見れば、カッコいい先生もたぶん無数の悲しい経験をされていたのだと思う。「ここに来る人は、そういう覚悟で、門をくぐって欲しい」とマスターから言われていて、門の前で立ちすんだ一日でした。
昨年までとは違う世界。門まではたどり着いたとも言える。頑張ったからここまで来れた。進むかどうかは明日決めよう。おやすみなさい⭐今日もよく生きた!
夜おやすみのことを語る