ち:どうしたの、珍しく渋い顔をして。
び:そば茶と緑茶のブレンド。 これが一番美味しいけど……絵面がお茶漬けみたいでなぁ。 あまり映えないよね。
ち:映えたかったのか。
び:うん。 先日紅茶についていろいろ書いてある本を買ったんだけど……例えばフルーツティーなんかは見た目にも華やかよね。
ち:まぁ、見た目もおもてなしの内だからね。
び:ところが、定番のレモンティー。 軟水でレモンを直接カップに入れてしまうと渋みが出てしまうんだって。 逆に硬水で淹れた紅茶にレモンを皮ごといれると紅茶の渋みがまろやかになるらしい。
ち:へぇ。
び:だったら香りだけあればいいんじゃないかと思って、テーカンネ社のエルダーフラワー&レモンを日東のアッサムにちょいと入れてみたら……
ち:みたら?
び:これが失敗。 味をつけるためにハーブ以外に果物なんかも入ってたみたいなんだけど、一見どれも紅茶に馴染みそうなのに入れるとハーブが勝っちゃって紅茶が行方不明な味に。
ち:まぁ、何の分野でもブレンドは難しいからねぇ。
お茶を淹れたよのことを語る