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言葉のことを語る

去年は加藤周一没後10年(生誕100年)、福永武彦没後40年だったんですね。といってもわたしは福永武彦のことはほとんど知らなくて、昨年の加藤周一生誕100年シンポジウム京都会場に登壇した池澤夏樹が福永武彦の息子だというさえ今知ったよ。

 福永武彦は詩人である。
 (…)
 福永武彦は、私にとっては、友人である。
 私は「友人」の語を、福永によって、定義する。有難うという以外に、友人としてのこの男についてはいうことがない。
 (加藤周一「福永武彦を論ずー『福永武彦全小説』(新潮社版)」(1973)より)

この文章いいなあ。(仮眠しそびれた。)