外務省が「原爆展」から東京電力福島第一原発事故の概要を伝えるパネルを外さなければ後援しないと被団協に要求したそうで、えぐいことよと思います。こうした、過去の捏造につながる現在の否認をせっせと政府が行っているというニュースは、日々目にします。
現政府はよく「未来志向」という言葉を使うのですが、それが過去の捏造と現在の否認につながるということが、この数年でよくわかりました。(おそらく)良かれと思って「未来」や「(強い)意志」を謳い始めたのだろうけど、それが結局、対話の拒否や弱者切り捨てにつながったように見えます。「未来」や「意志」は明るく、きれいな言葉のようだけれども、事実を軽んじることにつながる、危険な言葉だったのだと思います。
表現のことを語る