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支持率のことを語る

最近内閣支持率が「回復」してきていると言うが、この期に及んでなんで「回復」するのか、無能っぷりをさんざ見たから支持をやめたんでしょと一時期支持をやめたのにまた支持を戻す人々って一体何かってことは確かに気になるところ。
一時的に支持率が下ったのは、国家システムが腐ることとは違って病気は自分の身にふりかかることだからと言う推測もあったが、それが正しいのだとしたらそれへの対応を信頼したから戻ってきたのかと言えば多分それも違うんじゃないのかなとも思う。
現状に多くの人が慣れたのだ。
確かに未知の病気かもしれないし、インフルエンザとかよりは多少は危険なのかもしれないけれど、数パーセントの死亡率と言うのは「明日は我が身」と感じさせるには遠く、トンチンカンな対応をしているのかもしれないけど、自分は大丈夫でしょって考える人が増えてきた結果、また政治などについての情報をシャットアウトした日常に戻りたいっていうのが現状の支持率の推移だと思う。
これが人々の愚かさすら定量評価が出来るビッグデータ時代の景色なのだろう。「もしかして人々は案外賢いかもしれない」などと権力者達は怖れなくなり、そしてその通りに人々は従順なのだ。