(承前)
第二部 序
ハイク終了から一年。
世界は新型ヴィールス禍に見舞われた。
各国政府がそれぞれに防疫、経済など対策を繰り出す中、散り散りになったハイカーは振り返る。
「ハイクなら、人口密度が低く、感染の恐れはなかったのでは」
「足写真は濃厚接触予防の先駆」
「ハイク運営はスパムを放置したのだから、何も対策してくれないのではないか」
「トップページに出ないよう/不要不急のキーワードは作らないよう要請」
「2getBOTのせいで2が手に入らない」
「お絵かき機能でみんなでアマビエやたこぶえを描けばあるいは」
「57億円ください」