多分比較的若い層に目立つ利用法だと思うんだけど、Youtubeのアカウントの名前を頻繁に変えたりアイコンを変えたりしてネタを作ろうって人達がいて、でそういう感じで「安倍晋三」とか「D・トランプ」とかって名前にして顔写真とかをアイコンにしている人をたまに見る。
おそらく意図は、そういうネタを使う人々にとっての時事ネタと言うのは「私の世界」の外部にあるものであり、外部の存在への不安を表出させることが不条理としての緊張を生み、その無意味さを確認することで笑いに繋げると言うものだと思う。ハロウィンとかでの時事ネタコスプレとかも同様の種類ね。
で、こういうの、いい加減そういったものが「外部」とは感じられなくなった側からしたら、単に寒いだけのネタなんだけど、まぁ小学生ぐらいの子がやたら「おしり」「うんち」とかが大好きみたいな感じの、成長過程のよくある振舞いとして見れば微笑ましくもあるのかなとか(ただ、20代ぐらいでそういう段階の人が多いのであれば、その社会的問題と言うのも勿論ある)
それはそうと、そういった「外部の不安」の顔として使われる政治家の条件みたいなものがあるんじゃないかなとか、認知度が高く表明している価値がどうも空虚なものとして認知されてるっぽいとか。いやさ、マイナーだったら「なんでわざわざその人を?」と言うところにネタの責任が生じてしまうし、明確な価値があるのであれば、その価値をネタにする責任が生じて、そういうものをしっかり回収できるほど時事問題への理解があれば、逆にこういう「不条理ネタ」を使わなくなるわけでさ。