(承前)
仁義なき郵便戦争その3。
その後、郵便リーダーが当部署にやってきて、私に「相談があるんだけど」と。
曰く、こちらの部署の郵便物は分けてかごに入れておくから、朝取りに来ることはできるか、と。
「はあ、それはいつ頃取りに行けばいいんですか？」
「出来るか出来ないかを聞いてるんだよ」
いや、何時ごろその作業が終わるのか分からないと取りに行けないじゃん、内線で呼ぶとかしてくれるのか、時間決めて取りに行くとか…作業の全体的なイメージつかめないと出来るも出来ないも答えられないし、そもそもそれは私とあなたの間で勝手に決めていいことでは…と脳内で言葉がぐるぐるしている内に
「そういう話はえむぞうさんに直接言うんじゃなくて私達に話して」
と部長代理の声。ほら来た。やっぱ来た。指揮系統がどこかってのには厳しいのだうちの社員は。何せ労務とか法務とかコンプライアンス担当部署だもの。あと経理ね。
ていうかお前₍お前呼ばわり₎はそういうところを軽々しく越境して過剰に干渉するから派遣スタッフのストレスになるんだぞ？

そこからしばしの間うちの部署が戦闘区域に。
「業務量が多くて時間が足りねんだよ！いちいち郵便来るたびに回ってられないんだよ！」
「でもうちは朝持ってきてくれないと業務に支障があるって言ってるの！だからそっちの手間が多くて持って来れないならうちの郵便に関してはそれ省いていいって言ってるんですよ！」
「前紛失事故とかあったじゃねえか！だからそれを防ぐためにやり方考えてるんだよ！」
「紛失事故はうち関係ないじゃないですか！それに万一紛失があってもその件でそっちの部署の責任にはしませんよ！」
等喧々諤々の大論争の末、決着はつかずに郵便リーダーは帰って行った。
「だめだ、話が通じない！」
と憤懣やるかたないうちのリーダー。
え「そもそも朝来た郵便物は朝持ってきてってだけの話なんですけど、なんでややこしくするんですかねえ」
部長代理「あたまがおかしいから」₍いつもこういう事を言う₎