(承前)
仁義なき郵便戦争その4。
昼休み、派遣の彼女と行き会う。
「何かやりあってましたね。〇〇さん₍郵便リーダー₎戻ってきて、全然話が通じねえとか言ってましたよ」
え「あ、うちも同じこと言ってましたよw全然話が通じないって」
「wwwwwでも正直、郵便物持ってくのなんて一瞬だから、朝持っていけばいいだけの話だと思うんですけどね」
貸しビルのワンフロアにコンパクトに収まっている弊社である。罵り合いの声も筒抜けだ。
え「ねえ、何で難しくしてるんでしょうね」
お昼休憩が終わると、私の席に紙が置いてあり、そこに貼られた付箋にこれが新しい郵便記録簿で、翌朝から私が朝9:30に郵便チームに出向き届いた郵便物の中から当部署宛を引き上げてくるようにと書かれていた。私はこれを持って郵便チームに行って件数を記録し、郵便チームの担当者から判子を貰い、戻ったら開封しつつ郵便物の内容を記録するという寸法らしい。手書きで。えー、今までPCに入力してたのにー。めんどー。
社内メールを確認すると、郵便チームのリーダーより、件の郵便記録簿が添付されたメールが。この面倒な仕様はお前作か。流石だな。
それに対してうちのリーダーが返信で手順の確認が。
このメールが次の戦場となるのであった。