勝川氏がどのような文脈であのツイをしたのかは追ってはいない。
もしかして彼の専門分野である漁業政策について働きかけを現政府にしているときに、野党支持者の中のアホな人が「今の穢らわしい政府に触れるなんて…フケツ!」的反応をして、それに対してたしなめようとしてああいうツイになっていたのかもしれない。ただ、それをわざわざ確認しようとする気は起きない。
何故なら仮にそうだとしてこの種の論自体にそもそもの筋の悪さがあって、何れにせよ間違いなのだからまぁ叩かれても仕方ないでしょと思うからだ。
いや、そりゃ何かを「アンチ本家」としてしか認識せず、どのような価値を背景にその「本家」を攻撃しているのかに興味を持たないのであれば、その観測範囲からは「本家」とやらが消えれば「アンチ」も消えるでしょとしか言えないわけだし、第一この人は例に出した「巨人の人気が無くなったとき」に「アンチ巨人」だった人々が一斉に野球から興味を無くしたのかどうかと言うことも確認してもいないでしょとも思うわけで、要はこれは批判者の声の内容に一切興味を示さず「うるせぇなぁ」と思っていたということを表明したに過ぎないわけだ。
あと、価値表明が含まれず、メタに構図を用いて呪いをかけるに過ぎないこの手の言説は、価値が無い故に「いや、あんたは単なるアンチ・アンチ本家なんでしょ、じゃあアンチ本家には勝てないね」という矛盾も抱えてしまったりするわけで。
だいたい生涯「アンチ安倍」でいたいと思っている人がどれだけいるか。
ほとんどの人は民主主義や社会の公生さといった大切な価値の為に安倍政権のようなものがある限り「アンチ安倍」であらざるを得ないし、早く「アンチ安倍」なんてものを止めることが出来る為にも安倍政権的なもののいち速い退陣と落とし前を望んでいるのである。
「安倍政権がなくなっちゃった!どうしよう!批判できない!」ってなるような病的な人いたとしてちょっとありえないぐらいに多く見積っても2割まででしょ?