「思考停止」と言う語を「私はとても考えているが、彼らはこのように考えたところで思考停止している」と言うような文脈で用いられているとモヤっとする。
いや本当に貴方は「彼ら」についてどの程度考え続けて行こうと言う姿勢を貫いているのか?と、言うかその断定は貴方自身が「思考停止」していることを示すものにしかなっていないのではないのか。
こういった矛盾を孕んだ文章は、その矛盾故に素朴なマウンティングの意図しか見えなくなってしまっているがほとんどヒステリー者の語らいのようである。(少なくともそれだけを取り出せばではあるが)
少くとも「思考停止」と言う語は他者に対してではなく自らの反省の為に用いられるべき言葉である。
この言葉に限らず例えば「民度」といった言葉であったりとか、「自己責任」であったりとか、自身に用いる場合に対し他者には用いないべきだったり、用いることが出来る場面が極めて限定的であったりするような言葉というのは幾つかあるように思えるけれど、これらに共通する性質は何だろう?
取り扱い注意な言葉のことを語る