批評なんかの場面で自分のよくわからなかったものについてやたらと自慰の例えで非難するってのあるけど、その意識の背後にあるものって「いや、そこが良いのじゃないのよ。私を気持ち良くしてくれないとアンタそれ一人でやってるのと同じじゃない」パターンだけじゃなくてもうひとつ、「一人でしか出来ない寂しい奴め!」って意識があって単に罵倒語としてそれを選んだ結果ってのもありそうに思えて、さらに言えばその罵倒パターンでは自慰と強姦なら強姦の方がエラいぐらいの倒錯まで含んでるようなものがあったりするんじゃないのかなーとか。
まぁ、単に罵倒語を見繕うようなものがろくでもないのは当然として、前者のような場合でも「いや、もしかすると自分だけが気持ち良くなりたいのは貴方の方じゃありませんか?」と言いたくなると言うか、「貴方は具体的な個人だが、作品は基本普遍的なものに向かって作られることを理解していますか?」ってなるし、そもそもシモネタだから批評語としては使わないに越したことはないものだよな。
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